資本と人材の大シャッフル

企業の所有者がかつてのような系列や社内人事ではなくなり、資本と経営が分離し始めている。
そこから、大シャッフルが起こっている。

先日、とある著名なヘッドハンティング会社の社長とお話する機会を得た。
約6年ぶりの会話となったのだが、以前は依頼主は会社の人事部だったが、今は依頼の大半が「株主」から来る、すなわちファンドから来るとのこと。
主にバイアウトファンドから来るわけで、買収後にその会社を経営する人材が不足するので、経営人材を供給して欲しいという依頼らしい。

我々も経営人材の不足という状況に直面しているが、会社の成長が転機にさしかかっている場合が投資タイミングとして多いバイアウトファンドの場合は、よりその傾向が顕著なためだと思われる。

あまりにも明らかなことではあるが、会社の成長の90%以上が社長と中心としたマネジメントチームに依存しているのだから、適切な経営陣への投資が一番の成功であり、適切な経営陣を揃えられる株主が、企業価値の上昇をもっとも享受出来ることになる。

GMOVenturePartnersは近い将来、経営人材をどんどん世の中に送り出していく仕組みを立ち上げるべく準備している。ご期待頂きたい。

- | 01:07 | comments(0) | trackbacks(1)

        

ウェブシャークがソーシャルショッピングを再定義?

いつどんな人が何を買ったかが分かるショッピングモール「STMX」

ドロップシッピングで注目される「電脳卸」ウェブシャークだが、
言うまでもなく強みの源泉は既存資産であるアフィリエイトの参加者と商取引のインフラであるストアミックスなのであるが、そのストアミックスを新しいショッピングインフラとしてリノベーション?してみせたくれた。
野心的な、ソーシャルショッピングの再定義といえる。

ウェブシャークは1月24日、ユーザーの購買履歴や個々の商品の販売状況をリアルタイムに表示するショッビングサイト「STMX(エスティーエムエックス)」のベータ版をリリースする。
ウェブシャークはアフィリエイトプログラム「電脳卸」と連携したサービスとしてショッピングモール「STORE-MIX.com(ストアミックス)」を提供していた。STORE-MIX.comは月間1000万ページビュー、会員数50万人を誇る。STMXはSTORE-MIX.comをリニューアルしたものだ。
STMXは購買者同士をコミュニティー化し、他のユーザーの購買リストを公開するほか、個々の商品の販売データもユーザーに開放する。アフィリエイトプログラムが提供するデータベースを利用し、ユーザーがお気に入りの商品情報をピックアップして公開する「Social Shopping(ソーシャルショッピング)」と基本思想は似ているが、STMXベータはアフィリエイトサービスからのデータベース提供は受けておらず、データはすべてショッピングモール内のものを利用しているのが特徴だ。
STMXではすべての商品の販売状況をリアルタイムを表示する。その商品が何分前に販売されたかだけでなく、購買者の居住する都道府県、年齢や性別、さらにその商品がいままでどんな人にどれだけ売れたかという履歴もリアルタイムで公開する。

また、ユーザーがその商品を購買した直後に書き込まれたコメントも合わせて表示する。

これは、「商品が届いた後より、商品を購入したときが一番誰かに何かを伝えたい気持ちになっている」というウェブシャーク代表取締役の木村誠司氏のアイデアによるものだ。
このほか、購買者の居住地や年齢、性別をもとに、どんな人がどんな商品を購買したかも調べることが可能だ。このため、「自分の彼女と同じ28歳女性がどんな商品を購入しているのか」といったことを調べられる。
ユーザーが自分のプロフィールや商品レビューなどを書けるMY ROOM機能も搭載した。ここでは、気になる商品を登録したり、過去の購買リストを表示することもできる。
ウェブシャークでは、2007年度中に100万人の会員獲得を目指している。また、STMXの持つデータを利用した広告プログラムを電脳卸に順次追加する予定だとしている。


ブログビジネスファンドとしては、太字部分に注目。
ありそうで、なかなかない機能。
ネットショッピングプロセスもAISCEASプロセスでソーシャルな視点で回転するはずだが、この試みはこの回転の速度を高速化する役割を果たすのではないか?

この先どのように発展していくのかに注目する。

- | 01:28 | comments(0) | trackbacks(0)

        
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