リビング・ウェブ

4月19日発売のNEWSWEEKに興味深い記事が掲載されている。
「ウェブ2.0で稼げる企業」というタイトルでFrickr、MySpace等のおなじみの米国ベンチャーの事が書かれているのだが、注目したのは下記の表現。

以下引用
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web2.0というより、「リビング・ウェブ」と呼ぶべきかもしれない。
生活空間ならぬ「生活ウェブ」だ。

電脳空間が生活空間に
今から10年足らず前、私たちがインターネットになじみだしたころ、ネットにアクセスすることを「サイバースペースに入る」などと言ったものだ。
そんな表現はもう古い。Frickr、MySpaceは、入っていく「場所」ではない。私たちが「行うこと」であり、自己表現の方法だ。他人とつながる手段、自分の世界を広げる手段でもある。
サイバースペースはどこか他の場所だったが、リビング・ウェブは私たちいま生活している場だ。

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サイバースペース=web1.0
リビング・ウェブ=web2.0
という図式だが、
誤解を恐れずにあえて跳躍するならば、
リビング・ウェブなる新しい情報とコミュニケーションの形態が先鋭化したのが、シンジケーションされたfeedそのものであり、
それはPCを離れ、文字通り家庭のリビング(TV)、
移動中の携帯等、デバイスフリーでクロスプラットフォームな流動形態を成す。

そしてやはり、生活に溶け込む究極のfeed摂取形態は、やはり「携帯」なのではないだろうか。

夏にかけて、日本でも続々と具体的なサービスが始まりそうである。
web2.0は目に見える形で生活を変え始める。

Web2.0 | 00:56 | comments(0) | trackbacks(0)

        

YouTubeはSNSか

YouTubeが世界を席巻していると思っているのもつかの間、
すでに「次の事態」が進行している。
Hitwise Intelligenceの発表によると、MySpace Videoの訪問者数がYouTubeを抜いたとの事。
myspace

MySpaceは約7000万人のユーザーを擁する世界最大のSNSサービスとして知られるが、ビデオ共有サービスを開始し、この分野の覇者に駆け上がったYouTubeの訪問者数をあっさり抜いてしまったことになる。

私は以前からYouTubeのSNS的側面に注目していたが、MySpaceのユーザーベースのスケールを考えると、それはもはやコアプロダクトとしての単一のネットサービスではなく、コミュニケーションのホールプロダクトとなっているととらえるべきだと考える。

その中にあって、ビデオ共有サービスはホールプロダクトを形成する一つの
サブ要素だと考えれば、上記の現象は当然であろう。

YouTubeの買収相手はYahoo!ではなく、News Corp GroupたるMySpaceなのかもしれない。


日本も急がねばならない。
MySpaceの日本進出が伝えられる中、日本の動画共有サービスの担い手はどうなるのか?
求む!挑戦者!

- | 01:34 | comments(1) | trackbacks(3)

        

コマース2.0

家入さん、コマース2.0宣言、或いはソーシャルショッピング宣言。

mixiのようなマスSNSの中には無数のサブコミュニティが生成されるが、
サブ要素の代表的な切り口は無論、共通の趣味や地域性となる。
そしてその趣味や地域を、ショップ、色、商品等のタグで結びつける試みが始まった。
どのような世界になるのか、予見させるのがこのUI。

「旅行気分で地図から探す?」

MAP系、Ajax系インターフェースは、
「分かっていても、可視化されると、やっぱり面白い」が売りだと思いますが、
このUIもショッピングを切り口に、それがよく表現されていると思います。


株式会社paperboy&co.
ショッピングする楽しさを追求したショッピングポータルサイト『Calamel(カラメル)』の提供開始
〜web 2.0 発想のオンラインショッピングモール〜

Web2.0 | 01:26 | comments(0) | trackbacks(2)

        

「ブログビジネス」から、「feedビジネス」へ

エンタープライズウォッチのweb2.0的キーマンに聞く
web2

今回は特別企画にて、いつもはインタビュアーである小川氏に、
村松が逆インタビューさせていただきました。

フィードパス小川氏「Feedsphereのトップ企業に」


現在のfeedpathはソーシャルRSSリーダーと言えそうですが、
今後の展開をお聞きすると、

feedの受信、発信、検索、共有のすべてを提供する、との事。

ブログではなくfeedと定義しているところがポイント。

web2.0企業を標榜する会社は増えていますが、ユーザー視点に拘りながら、いかにしてデザイン・テクノロジー・マネタイズをバランスさせ、事業を推進するか?
競争は本格化してきました。今後が楽しみです。



- | 23:23 | comments(2) | trackbacks(3)

        

web2.0リスト

全張り、ならぬ、総買収。

米Yahoo!が、web2.0リスト(数百あります、、)にある全企業をまとめて買収する方針を表明。
...。

公式ブログにて表明されていますが、さすがYahoo!ともなると、エイプリルフールのスケールが違います。

買収交渉に要する手間、時間、コストがばかにならず、解決策として、
「"Costcoで買い物するように"すべて買う」とか。。

エイプリルフールである事を祈りますが、
普通に、それに近い事を本当にやりかねないところが恐ろしい。

しかしそもそもこんな冗談、日本でやったら「風説の流布」で叩かれかねません。。


それにしてもこのリストはすごい数、
いくつか日本のサービスも入っています。

Web2.0 | 19:41 | comments(0) | trackbacks(0)

        
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