FeedBurnerに懸けるGMOアフィリエイトの作戦

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ブログビジネスファンドのアドバイザリーでもある
GMOアフィリエイト井上さんのインタビューがCNETコラムに掲載され、
下記のように提携に至った経緯等が紹介されています。

実は、FeedBurnerのほかにも、FeedSter(日本では三井物産と提携)をはじめとして、いくつかのフィード配信サービス企業へコンタクトをとりました。しかし、その中でもFeedBurnerは、ビジネスモデルが一番興味深かった。もとはモバイル情報の交換技術を作っている会社なので、XMLの情報交換に慣れていて、APIという発想が前面に出ていましたから。当時からAPIをユーザーへ提供していくことはとても重要だと認識していたので、そこを理解している点や、ベンチャーの中でも非常に動きが早い点などにひかれました。

さらなる決め手は、ユーザーからの支持がきわめて高いことです。約13万人いるFeedBurnerのユーザーのうち、1万人近くが日本人です(2005年11月末日時点)。ローカライズされていないにもかかわらず、わざわざ英語のサイトでこれだけの人々が登録するくらい満足度が高いサービスで、かつ日本で悪い評判を聞いたことがありません。アーリーアダプターたちは個人のブログで使い方がわからない人たちのために解説していすし、それを見たときに質の高いサービスであると確信しました。



日本語サービス開始は間もなくです。

API連携などアライアンスを積極的に模索しておりますので、
ご興味のある方は是非ご連絡頂ければと思います。

Web2.0 | 00:23 | comments(2) | trackbacks(0)

        

日経金融新聞でもweb2.0特集

本日の日経金融新聞の一面ほぼ全面にて、
web2.0特集が組まれました。

「「web2.0新風」資金がよぶ知の交流」

その中でGMOVenturePartnersのブログビジネスファンドの件も
大きく扱っていただきました。
ありがとうございます。

下記に転記いたします。

新しいネットビジネスの方向性を示す「Web(ウェブ)2・0」という米国生まれの新語が業界で大はやりだ。ブログの隆盛など、情報の生まれ方の“民主化”の動きを指す言葉で、日本でもかつてのドットコムブームを思い起こさせるような熱気が一部に漂いはじめた。これを受け、新世代のネットベンチャーへの投資や関連銘柄の選定など、マネーの動きも始まった。(倉本吾郎)
 有力ネット企業のGMOインターネットは十一月、総額五十億円のベンチャー投資ファンド、「ブログビジネスファンド」を立ち上げた。投資家にわかりやすいよう「ブログ」と銘打ったが、実質的に狙うのはネットビジネスの最先端を行く「2・0」企業への投資だ。熊谷正寿社長は業界の熱気を「十年前のよう」と、ネットビジネスの黎明(れいめい)期に例える。
 「Web2・0」は第二世代のウェブというほどの意味。米国の技術出版社、オライリーのティム・オライリーCEO(最高経営責任者)が昨年夏に提唱し、瞬く間にネットのトレンドを読み解くキーワードの地位を獲得した。要素がたくさんあるので簡単な説明は難しいが、例えばサイト運営会社による一方的な情報やデータの提供から、ブログなどのようにたくさんの人がネットに参加して、情報を蓄積・高度化するようになった動きを指す。
 マネーの世界では米国のベンチャーキャピタル(VC)が動き出しているが、それが日本にも波及してきた。GMOのブログファンドも既に第一号案件としてブログの更新を知らせる技術(RSS)を開発するJetrunテクノロジ(大阪市)に一億五千万円出資。熊谷社長によると投資先候補は現在二十社程度あるという。
来年IPO続々
 業界の動きに敏感なネット企業が運営するファンドだけでなく、既存のVCも関心を寄せる。GMOのファンドには日本の最大手、ジャフコが二億円程度の出資を決めた。またGMOが投資を検討している中国のネット検索ベンチャーには、ヤフーを育てた米シリコンバレーの名門VC、セコイア・キャピタルも投資を検討中という。本場の資金も日本を含めたアジアの動きに目を光らせる。
 証券会社の公開引受部門も新トレンドに手をこまぬいていない。来年は新規株式公開(IPO)企業にもウェブ2・0企業が登場しそうだ。
 候補筆頭はイー・マーキュリー(東京・渋谷)。もとはネット求人情報サイトの会社だが、運営するSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス、会員制のネット日記・掲示板など)「mixi(ミクシィ)」が大ヒット。口コミだけで利用者は一年半で百万人に達し、その後四カ月で二百万人になった。広告収入で今年三月に単月黒字転換。同社には一年前から証券会社の公開引受部門の担当者が足しげく通っていたという。
 ネットで質問や回答をやり取りする「人力検索はてな」やブログサイトのはてな(東京・渋谷、近藤淳也社長)も代表的な2・0ベンチャーとされる。「上場についてはコメントできない」と同社。ただ証券業界に出回る来年の上場候補には、はてなの名もある。
アナリスト推奨
 来年の株式相場のテーマに、との動きも出てきた。今年の日経金融新聞アナリスト人気ランキングでIT部門二位だった大和総研の長谷部潤氏は十二月半ばから機関投資家訪問を開始した。プレゼンのタイトルは「ウェブ2・0時代の到来」。
 長谷部氏は2・0のキーワードの一つである「ロングテール」というマーケティング用語を強調。ビジネスが大口客依存から、ネットの力で大量の小口客を集めて大きな収益を作るスタイルに変わりつつあるとして、人気ブログを運営するライブドアや、個人サイトなどを活用した成果報酬型の誘導広告(アフィリエイト広告)を仲介するファンコミュニケーションズなどを推奨。最初は面食らう投資家も「最後は大きな流れとして理解してくれる」という。
 「Web2・0」は一言で説明するのが難しい概念だが、ネット企業の方向性を理解する考え方としては便利だ。
 “教祖”のティム・オライリー氏は「Web1・0」から2・0への変化を、例えば「ブリタニカ・オンライン」から、たくさんの人が参加して作るネット上の百科事典の「ウィキペディア」へ、あるいは「個人サイト」から、互いに意見を述べ合う「ブログ」への変化などと例示する。
 企業などがコンテンツを一方的に供給する仕組みから、情報や知恵を広く募り、価値あるコンテンツを作って共有するようになったネットの新潮流を重視する見方だ。
 「2・0」型企業はこうした変化の中でコンテンツの生産より、知恵を集める「場」の仕組み作りに知恵を絞る。よく例に引かれるのはオンライン書店のアマゾン。顧客の購買データなどを蓄積しており、書籍を検索すると売れ行き順に表示されたり蓄積データに基づく推奨商品が表示される。時間がたてばたつほど書籍のデータベースとしての価値が高まり、後発の参入が難しくなる。
 米国では写真共有サイトのフリッカーなども「2・0」型と言われる。サイトを支える検索技術などの会社も「2・0」企業に含まれる。
 ネット業界ではオライリー氏の「Web2・0とは何か」という論文が教科書のように読まれている。技術ニュースサイトの「CNETジャパン」に日本語訳がある。


若干補足いたしますと、
50億円を上限に現在募集しており、ファーストクローズを
12月31日に行う、という状況です。
ジャフコさんにも2億円出資いただきました。

プレスリリースはこちらから

Web2.0 | 14:19 | comments(0) | trackbacks(2)

        

y.ah.oo! × del.icio.us

日本時間の土曜日からか、まだメディアにあまり出ていないようですが、
Yahoo!がdel.icio.usを買収。

web2.0の巨人戦争、
オーガニックグロースのGoogle、買収戦略のYahoo!
という構造がますます鮮明化しそうな予感がします。

ところでいまさらですがdel.icio.us、出資者がすごかった

Amazon.com
Marc Andreessen
Esther Dyson
Tim O'Reilly

Union Square Ventures
BV Capital
Seth Goldstein
Josh Koppelman
Howard Morgan
Bob Young

Web2.0 | 01:52 | comments(1) | trackbacks(0)

        

新サービス続々

グルコース社が自社ブランドで提供しているRSSリーダーの新バージョン「glucose 2」をリリースしました。

glucose

gooさんという大手資本のブランドエクイティ、マーケティングインフラを
言わば孵化機能としてレバレッジし、知名度を高めて自社ブランド展開につなげてくる点は、ブランド信仰の強い日本市場でベンチャーが勝ち抜く戦略として、とても面白いと見ています。

同じく提携マーケティング戦略がうまいのがフェンリルさん。


タブブラウザ Sleipnir 公式ページ(上級者向け)


先日も、マカフィーが提携--Sleipnir 2.20にウイルススキャンを提供
と発表しています。

シリコンバレー在住時の米国人上司(ベンチャーキャピタリスト)
の口癖が、
1にマネジメントチーム、2にマネジメントチーム、
3,4がなくて5にマーケティング。

経営と営業が弱い会社は成功しない、というブラックジョーク
でもあるのですが。

上記の2社はいずれもすばらしい技術力を持たれていますが、
マーケティングがすばらしい点、今後が楽しみです。
そしてデザインもよい!

- | 02:23 | comments(0) | trackbacks(1)

        
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