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GMO-PG、東証一部に上場

先週9月17日、ネット決済処理サービス最大手のGMO-PGが、東証マザーズから東証一部に上場することが出来た。

東京証券取引場市場第一部への上場市場変更のお知らせ

ご存じのとおりマザーズには約200社が上場しているが、本年はまだ5社しか一部への市場変更はなされていない。そもそも狭き門であるが、この一年でさらに非常に狭い門になった。
上場審査の厳格化が背景にある。

内部体制関連
中期的に堅調な業績推移、J-SOX対応等の内部統制関連、残業問題の厳格化をはじめとしたコンプライアンス対応関連、それらに伴う上場維持コストの増大、どれをとってもハードルがどんどん高くなり、多くの困難を伴った。

そして親子上場の論点。
GMOインターネットグループのグループ会社であるPG社が東証の一部市場変更審査を通ったことは意義深い。
ソニーグループからはソニーフィナンシャルホールディングス、ソネット、ソネットM3等が一部上場を果たしたが、他にはほとんど認められてない。
そもそも親子上場自体が減少しており、上場子会社を吸収する例も増えた。それをもあり新規の親子上場(親会社を有した会社の上場)、親子上場企業の一部・二部への昇格にはきわめて厳しい統制と開示の基準をクリアすることが要求された。

確かに社名にGMOと入っている。親会社シェアも52%である。
しかしながら、そもそも3.5年前にマザーズに上場して以来、独立した上場企業として、資本市場を活用して経営し、未上場時には成しえなかったガバメントセクターへの進出も成功させ(上場後、NHK受信料・水道料金・国民年金等の決済に採用されている)、激動する新興市場の中で一度の下方修正もすることなく毎期利益成長を継続してきた。

独立性だが、実は非常に高い。
今回、人・モノ・カネにおける高次元での「独立性」及び「独立性を担保する経営システム」を客観的・厳格に審査頂き承認頂くことが出来たことで、GMO-PGの独立性の高さを資本市場に対して公明正大に示す事が出来たと思う。

マザーズでは上位に位置していたが、一部上場会社の中では1800社中、時価総額で1300位からのスタートである。
「日本の決済インフラ」を担う企業になり、新たなる市場を創造し、日本の生産性向上、社会の進歩発展に貢献する。
これからも長い道のりが果てしなく続くが、お世話になった多くの関係者に恥じないよう成長継続していきたい。

- | 00:26 | comments(2) | trackbacks(0)

        

コメント

こばPさん、ありがとうございます!引き続きよろしくお願いいたします!

村松@ブログビジネスファンド | 2009/01/04 12:45 AM

東証一部上場おめでとうございます!

こばP | 2008/09/24 12:27 PM

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