<< 「上場、もはや目標にあらず」だって? 大いに反論する。 | main | 投資担当者・起業家、募集中 >>

買収を失敗させるものは感情であり、成立させるのは顧客視点である。

MS提案の取り下げであるが、今回は感情面で最初から失敗、顧客視点はそもそも報じられることすらなかった印象だ。

今回の一連の報道やコメントでは、
〆睫海龍飢塀馘な、キャッシュや企業価値云々、
▲轡螢灰鵐丱譟爾離戰鵐船磧実弌非シリコンバレーの大企業という単純・感情論的な対立図式
ばかりが目立ったと感じるのは私だけだろうか。

顧客視点、はどうなるのだろうか?

検索・SNS・ネットメディアといっても結局は法人ビジネス。造るのはエンジニア、トラフィックを提供するのは消費者かもしれないが、「顧客は広告主」である。かつて、世界中のあらゆる企業の広告、つまりマーケティング・販売促進のプラットフォームとして機能し短期間に急成長してきた。それが崩れてきている。

なんだかんだいったところで、究極的には2社の抱える共通の問題点とはすなわち、「企業にとってのマーケティング・販売促進のプラットフォームとして、googleの提供するそれに効率と量においてかなわない」、この一点ではないか。
googleを使ったマーケティング・販売促進に関わっている方には自明な事だが、効率と量はすばらしい。2社とは段違いなのである。米国ではさらにその差は大きい。
世界の津々浦々の大小さまざまな企業が、これまでには考えられないマーケティング上、商売上の成果が出せるようになった。世界レベルのイノベーションと言える。

規模の追求でgoogleを追撃する、、ではなく、
広告プラットフォームを顧客視点でどう革新するのか?
そのシナリオをもっと知りたい。

,砲弔い童世┐弌伝統的な鉄道会社や放送会社のMAと変わりばえしない。投資銀行の商売の場である。

それから人材について。
シリコンバレーのスピード感についてある意味誤解があるように思えるが、シリコンバレーのワーカー視点で言えばヤフーはもはやベンチャーでもなんでもなく、大企業である。googleですらそうだ。
上場してしばらくして社員が数万人ともなれば、もはや冒険的で海賊的なイノベーション熱が会社全体を支配しているわけでもなければ、この手のワーカーに一番必須な一攫千金のストックオプションもない。シアトルの大企業が親会社になって優秀な人材が抜けると言うが、そのような人材はすでに抜けているのではないだろうか。

- | 15:54 | comments(1) | trackbacks(1)

        

コメント

まさしくおっしゃるとおりですね。
CNETに書かれた「事業の目的は顧客の創造。」は
これが全てですよね。村松さんはやっぱりさすがっす。

こばP | 2008/05/07 11:38 AM

コメントする








この記事のトラックバックURL

http://blogfund.jugem.jp/trackback/136

トラックバック

マイクロソフト×ヤフー、日本だけ合併しちゃうとかどう?
これだけ騒がれ、一般紙誌でも取り上げられているので、何か一つは書いておかねばと。 2年ほど前に『3大検索エンジンの利用者の特徴』なんて記事書いたり、その後半年ほどうなされたように『にわか通信業界ウォッチャー』やってたり、『Microsoft Officeは不滅か?
課長ほど素敵なショーバイはない!? | 2008/05/06 11:24 PM
村松竜の最新 twitter post
    follow me on Twitter
    最新の記事
    最新のコメント
    最新のトラックバック
    カテゴリー
    アーカイブ
    リンク
    このサイトについて
    無料ブログ作成サービス JUGEM