BOKUがいよいよロンドンAIM証券取引所に上場

時価総額世界トップ2、AppleとGoogle、この2巨人を「自分の決済サービスの利用加盟店にしたい」。そんな想いは、決済事業者なら誰でも一度は持つはずです。
それを実現してしまった会社。しかも米国本社とグローバルで全世界で使う契約。
さらにはSpotify等の未上場の巨人ともグローバル契約。
在ロンドンの元VISA幹部によって経営され、米国のトップティアVC...Khosla, Benchmark, A16Z, Index, NEA...から軒並み出資を得ている会社。

そんな会社があるのか?と疑うような会社、それが、キャリア決済代行サービスを世界で展開するBOKUです。

 

全世界でApple、Google、Spotify等のコンテンツの巨人の決済を、クレジットカードでもなく、ウォレットでもない、モバイルキャリアという、全世界の共通インフラを使って課金するサービスを展開する、Paymentech, Fintechスタートアップです。

 

そのBOKUがいよいよロンドンAIM証券取引所に上場しました。

 

GMOペイメントゲートウェイと、事実上日本初のフィンテック特化のファンドである、GMO Global Payment Fundから出資しています。

GMO Global Payment Fundは、まだFintechという言葉もなかった2013年の設立以来、「アジアで活躍する決済系Fintechスタートアップ」への投資に特化しすでに13社に投資していますが、
このファンドからの第一号上場となりました。

 

GMOVenturePartnersとしては通算11社目の上場となります。

 

日本以外では上場というExitは非常に珍しいです。大半は他社への売却なのでこれは稀有な事例と言えます。
GMOVenturePartnersの投資としても、日本はもちろん、NYSEに加えてロンドンと、世界3極での上場実績になりました。日本以外の市場への上場は制度も全く異なるためわからない事も多く、投資家としての苦労も多いですが、
実績を積む事で今後の投資先のExitシナリオの多様化、企業価値の創造・最大化に貢献していきます。
https://www.boku.com/

 

- | 01:29 | comments(0) | trackbacks(0)

        

マネーフォワードが東証マザーズに上場

GMOVenturePartners10社目のIPOとなりました。
関係者の皆様、おめでとうございます。
Fintech領域で注目される事が多い同社は赤字上場でも話題になっていますがこの会社のすごい所は、人材です。ベンチャーの上場は1日、1ヶ月で評価されるべきではなく、公募価格や初値で評価されるべきでもなく、ましてや最初の時価総額が大きい小さいでもなく、5年、10年、20年でどう成長させるか、ここが問われるべきであり、つまりはこれからなのであって、つまり全ては人材です。人は城。

 

 

 

- | 20:13 | comments(0) | trackbacks(0)

        

GMO VenturePartnersが振り返る、Uzabase上場までの8年

■厳冬の2008年の船出から上場まで

 

2008年、それは今では思い出す事も難しい、資本市場が世界中で氷河期になったようなあの時代。
そんな時期に勇気をもって飛び出した彼らが創業したのは今ではNewsPicksを擁し、それなりの知名度のあるUzabase社なのだが、2009年に最初の投資をしたときはまったくニュースにならなかったのだから、今では想像もつかない事だ。

 

GMO VenturePartnersとしては9社目の上場となるがこれまでの上場と異なるのが、創業前の相談から始まり、最初のファイナンスから最後のファイナンスまで投資家として唯一全ラウンドに参加させて頂き、上場までお供出来た事だろう。
(GMO VenturePartnersが運営するファンド、ブログビジネスファンド、GMO VenturePartners3からの投資)

 

 

そのため結果的に、創業から上場までのプロダクト戦略・事業戦略・ファイナンス戦略・上場準備時の議論や本日の上場まで、その全てに当事者として参加しつつ、その一部始終を拝見する機会を得た。

その経験から感じる注目点を挙げるならば、

 

■6つの注目点とその理由

 

1. 安定成長可能なストック型B2B事業から始まり、高い変化率=アップサイドが上がるメディア事業を2つ目の事業として上乗せする事業展開の稀有な成功例

狙う人は多いが、事業に求められる組織遺伝子が違いすぎるため実現は容易ではない。

 

2. 日本から始まり、上場前に海外展開にも成功しつつある、希少な国境突破事例
(開示資料における今期の海外売上比率7.6%、SPEEDA単体では9.8%。これは上場ネット大手のそれよりもはるかに高い)

 

3. ゼロから起業し、特定の事業スポンサーも親会社もなく自分達の貯金からスタートし、シードからシリーズDまでVC投資をフル活用し、上場に至った模範例

 

4. 生粋の起業家(学生事例等若い頃から商売で叩き上げた)ではなく、大企業で修行し独立し起業した、所謂大企業スピンオフを志す者にとって希望を与える事例


5. 真の意味での共同創業者。特に海外では簡単にCo-founderという言葉を使うが途中分裂は多いし企業の成長に合わせてフォーメーションが変わる事は常であるが、Uzabaseの3名は違う。残念ながら詳細は書けないのだが、ここまで強固な関係で結束した共同創業者達は見たことがない。

 

6. ファイナンスの節目における戦略目標を毎回見事にクリアし、次の戦略目標とファイナンスに駒を進めてきたという、事業とファイナンスの両輪が綺麗に決まった事例

 

等が、特筆に値するだろう。

 

■ファイナンス経緯

 

2009年8月、3000万円

GMO VenturePartners(ブログビジネスファンド)とマネックス証券中心

SPEEDA開発後の展開資金。目標はSPEEDA事業のPOCであり黒字化。実際に黒字化した。

 

 

2012年10月、約2億円

グロービス、GMO VenturePartners(追加投資)

SPEEDAの海外展開資金。ここから海外展開のための投資により赤字を大きく掘って行く。
http://www.uzabase.com/news/News_20121009.pdf
http://jp.techcrunch.com/2012/10/09/jp20121009uzabase-gets-200m-yen/

 

2014年9月、約4.7億円

伊藤忠テクノロジーV、YJ、講談社、SMBCベンチャーキャピタル、三菱UFJキャピタル、新生銀行、マネックスベンチャーズ、GMO VenturePartners(追加投資)

NewsPicks事業=メディア事業のための投資であり、戦略パートナーの確保。
http://www.uzabase.com/press/pressfinance20140901/

 

 

 

2015年4月、約3億円

グロービス、GMO VenturePartners(追加投資)、伊藤忠テクノロジーV、マネックスベンチャーズ

NewsPicks事業加速化のための投資

 

この4つの勝負を全て成功させてきた。全てがトーナメントであり、全勝しなければ次がない。

2つの事業と海外展開が始まっている状態、すなわち、高いアップサイド=大きなTAMを資本市場に提示出来る状態で、上場を迎える事が出来た。
解説すればきりがないくらい奥深く、思い出せば熱狂的な瞬間の連続だった。

 

■梅田さんご自身に聞く、成功するファイナンス戦略
http://gmo-vp.com/interview/2014/03/post-1.html

 

■さらなる考察・どのような会社、経営チームが上場まで行けるのか、(時価総額)1000億円企業になれるのか。

 

創業の事業を成功させ、その事業一本で上場する。
その事業の国内展開だけではやがて成長の限界がくるし、ひとつの国内事業だけで1000億円の評価に達する程の規模が出ることも稀なので、いずれにしても次の事業を開発する。
しかし次の事業が、なかなか成功しない。
柱になる事業の立ち上げ、はそれほど簡単なものではない。
新規事業は基本的には失敗するものなのだ。
海外展開にも苦戦する。エージェントに持ちこまれて買収した海外の会社は火を噴く。
最初の事業を成功させたからといって、事業立ち上げや買収のプロではないので、二つ目の事業も、海外展開も、買収も、成功するとは限らないのだ。

よって上場後に成長鈍化、減益状態に陥る。
このような会社は挙げればきりがないくらい多い。

 

だが今日大手として成長し続けている会社を見れば、曲折を経たとしても新規事業を二回目、三回目、と成功させて成長カーブを継続させている会社なのだ。
彼らに共通しているのは、事業立ち上げのコツのようなものを組織として知っており、100%ではないまでも、一定程度の確率で成功させる点にある。
再現性だ。
この組織としての再現性は、ハードワークであったり、優秀なメンバーをひきつけ・維持・益々の活躍を長期的に促す力であったり、つまりは組織文化であったりするのだが、それが、「有望事業を順次追加してTAMを引き上げていく組織能力」なのだ。
そしてそれこそが、企業価値の持続的な成長、やがて1000億、5000億円に至る道である。

 

Uzabase社には、この再現性、「有望事業を順次追加してTAMを引き上げていく組織能力」がある。

 


資本市場との信頼関係の構築が今日から始まる。

これからが、長く、長く、長い。

10年後を期待したい。

 

上場 | 15:00 | comments(1) | trackbacks(0)

        

GMOVenturepartners今週2社目の上場承認。リアルワールドが待望のIPOへ


この協会から早くも上場会社が!

通算8社目のIPOとなるが、今回は7年越しだ。今までで最も長い。
以前、投資稼業は、辛抱と忍耐と信念だと書いた。
通常のファンドは5-10年がファンド期間であるから、7年というのは途方もなく長い時間に感じる。
VCファンドの最大の敵は、選定ミスや投資先の倒産でも何でもなく、実は満期なのである。どんなに有望な会社に投資しても、99%計画どおりにはいかない。相当に成功しても1年や2年のズレはざらであり、最初の事業とはまったく別の事をやりだす場合もある。数年のズレも普通だ。そうなるとファンド満期内にIPOはおろか、投資家が期待するような都合のよいExitなるものは、「ない」。ニュースになるのはごく一部の例外だ。
まあまあよい縁談話に飛びついてしまったりもする。
ある意味、待つ能力。バフェットでもないのに、満期のあるファンド運用者なのに、それでも待つ能力。
祝!

菊池社長について
不屈・執念の人だと思う。
一見、大柄でもないし、目からエネルギーが迸る、というタイプでもない。物静かな印象すらある。
しかし、しぶとい。物腰は柔らかいが、押しは強い。
それはこの7年を見てきて、本物だと思う。

リアルワールド社への投資
7年前。2007年3月に投資した。
まだ2006年を頂点としたネット上場ブームの余波が残る年明けだった。
創業間もないが大変な勢いのある会社で、スピード上場も視野にいれて成長に邁進していた。
ここでもGMO-PGとの提携は仕掛けた。

リアルワールドとGMO-PG、ポイント交換サービスを共同展開

しかしそう簡単にはいかなかった。
ネットの世界の流れの速さもあるし、その底流にある景気の変動ももろに受ける。
株価は景気を映す鏡である。ピンとこない人も多いだろうが、株価が下がると、不思議と発注が減る。IT投資予算も広告予算も締まる。ベンチャーの成長には逆風が吹き荒れる。
このチャートが物語るように、最初は徐々に、そして次第に明らかに天候が悪化してくる。



そして年が明けて2008年となるといよいよ雪嵐。悪夢の年となる。



リーマンショックの前後の風景は大変なものだった。
何が起こったかと言うと、
1 上場会社に投資する機関投資家ファンドが次々に解約売りで解散し、上場会社の株価が信じられないレベルにまで下がる。
2 それをみたVCが、新規の投資をしなくなる 追加投資もダウンラウンドになるので、かなり困難になる
3 それをみたVCのLPが資金を引き上げだし、VCの組成がほぼゼロになる
4 それをみたVCが新規投資をほぼしなくなる あるいは解散する。

2009年、2010年は冬景色となった。

この会社の挑戦
そのような中で脈々と事業を続けていた。
大きな幹に育っていた、「能動的に稼げる機会・メディアを提供」というコア。
これを、創業事業であったポイントメディアから、マイクロ型のクラウドソーシングに繋げてきた。
詳細は会社のエクイティストーリーに期待したいが、私は、
個人の、個人の意欲を糾合しているプラットフォームであること、だと思う。

Airbnb、Uber、世界で1兆円以上の価値をもつこれらの新しいプラットフォームに共通している要素・価値は何か。社会の「非稼動」に「ニーズ」を結びつけ、価値に転換する。

そして日本には、膨大な「非稼動」が眠っている。
働きたいけど主婦をやっている人。10分の暇な時間が一日10回ある人。それではパートも出来ない人。
それをインターネットが変えた。
分散した細切れな時間を、インターネットでつなげて、巨大な絵巻にする。時間とインターネットのマジックだ。
それがマイクロ型のクラウドソーシングだと思う。
このモデルを新たな成長エンジンにして、いよいよ資本市場に登場してくる。
資本市場という成長インフラを活用して、どう加速してくるか、楽しみである。

- | 15:33 | comments(0) | trackbacks(0)

        

GMOVenturepartners7社目となるIPO、ロックオンが上場承認



あれからもう7年になる。
最初にお会いしたのは2007年で岩田社長はたしか、29歳だったように思う。
若いが相当商売センスの高い関西系社長、という印象だった。
当時の私は、GMO-PGが上場2年目、GMOVenturepartnersを立ち上げて2年目だった。
決済面での提携がスタートだった。
GMO-PG、クレジットカード決済モジュールをロックオン「EC-CUBE」に標準搭載

そして翌年の2008年のファイナンスに参加させて頂いた。
「バルカン化」するか?SEM管理ツール市場でロックオンが戦略増資
今となってはちょっと恥ずかしいくらい時代が変化しているが、この業界の「地層」を見るようで面白いエントリーかもしれない。

しかし、それからいろいろあった。

激動だった
なんといっても、激戦区の広告とECの市場である。外部環境の変化スピードはすさまじく、数年単位でプレーヤーは入れ替わる。
ファイナンスシーンもベンチャーシーンも下降傾向にあった。
数ヵ月後には、リーマンショックが来た。
IPO市場は凍り付き、世のVCもほとんどいなくってしまった。
ベンチャーに投資しても回収しようがないよね、IPOはもうないし、日本には買い手なんていないし。という論調が主流だった。
それがやっと回復してくると、今後は大震災が来た。

それから3年、さらなる激動は続いたが、ついにここまで来た。

ロックオンのビジネスモデルについて
典型的なB2Bのストック&トランザクション型である。
広告、ECの分野において、地味ではある。
消費者には認知されないB2Bだし、常に、より大きな派手な競合がいる。それがGoogleだったりする。
しかし、そこには何百万という事業者の、目に見えないニーズが確実に存在していた。
この会社はしぶとく、着実にストックを積み上げきた。
世界的なプラットフォーマーがすべてのニーズを満たせるかと言えば、まったくそんな事はない、という好例だ。
株式会社ロックオン、企業間商取引(BtoB)向けECサイト構築パッケージ「EC-CUBE B2B」を2014年9月にリリース。導入・構築支援を行うパートナーを募集。
例えばこれもよい例だが、地味で気づかれないが、実は巨大な需要があるのだ。

私たちの事業支援のカタチ
EC領域のビジネスは当社グループ機能を使った事業支援が可能であり、主に決済面においてお手伝いを継続してきた。
問題を発明する、視点。
今ではその部門もそれなりの規模になっているようで、感慨深い。

GMOVenturepartnersとしては、フルスピード、ネクスト、アクセルマーク、Qihoo360、ベクトル、フリークアウトに続く、7社目のIPOとなるが、
大阪の投資先としての初のIPOになる。
EC領域としても初のIPOだ。
初期の投資ではレートステージでの出資を意図的にしていたが、そのときに同時に進めていたシードやシリーズA的な投資が、徐々にIPOとして実を結んできた。Qihoo360、フリークアウト、ロックオンがそうである。

しかし何よりも嬉しいのは、しっかり問題発明しビジネス面で貢献出来てきた事だ。

派手な時代にあってこそ、これからもしっかりビジネス面の貢献に拘った投資支援活動を継続していきたい。

上場 | 16:15 | comments(0) | trackbacks(0)

        
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